高齢者住宅への入居を希望する方からのご相談
ご本人様からのご相談
サービス付き高齢者住宅の入居に伴い、身元保証人が必要となり困っています。
私は15年前に夫に先立たれ、現在は一人でマンション暮らしをしている75歳の女性です。私たち夫婦に子供はおらず、頼りにしていた妹も3ヶ月前に亡くなりました。
もともと夫名義の戸建て住宅に住んでいたいのですが、15年前の相続の際に夫の弟と遺産分割でもめてしまい、家を売却せざる得ない状況となりました。住み慣れた家や環境から離れるのはとてもつらかったことを覚えています。それなりに交流のあった夫側の親族とも相続をきっかけに縁を切ることになりました。
その当時、心身が弱っていた私を支えてくれたのが年の離れた実の妹です。賃貸契約の際には保証人となり、私の生活を支えてくれました。
そんな妹が年末に突然体調を崩し、帰らぬ人となりました。まさか、私より先に亡くなってしまうなんてまったく想像しておらず、未だにショックから立ち直れません。
今までは定期的に妹が様子を見に来てくれましたが、妹が亡くなったことで今後は自分が家で倒れても誰にも気づかれないままだという事実にあらためて恐ろしくなりました。
持病もあるため、そろそろ高齢者住宅への入居を検討したほうがよいと思い始めています。
将来妹が相続できるよう、夫の遺産にはほとんど手をつけていなかったので、資金面には問題ありません。
しかしながら、どの施設に確認しても、「身元保証人を用意してください」と言われてしまい、身寄りのない身としてはそれ以上進むことができないのが現状です。
私には妹以外の親族はおらず、亡き夫の親戚には絶対に頼りたくありません。身元保証人を法人に頼むことはできるのでしょうか。
当協会のご回答
ご相談者様はサービス付き高齢者住宅を検討している際に、身元保証を代行してくれる民間の団体があると介護施設から当協会を紹介されたとのことです。
まずは当協会が行っている無料相談をご利用いただき、身元保証の専門家がご状況やご希望についてじっくりとお話を伺いました。お悩みについて解決策をご提案させていただいた後、ご相談様におすすめのプランをいくつかご紹介いたしました。
ご料金の面を特に心配されていらっしゃったので、ご契約前に仕組みと将来かかる費用面も詳しく説明したところ、ご安心いただけたようです。その日は一旦お帰りになられましたが、3日後に再度お越しいただき、ご契約となりました。
ご相談者様は現在ご希望されていた高齢者住宅に入居され、お友達に囲まれ楽しく過ごしていらっしゃるとのことです。当協会も身元保証人も定期的に施設に訪問し、ご相談者様の元気なお顔を拝見しています。